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不適切な映像制作者のモラル


先日「不適切にも程がある」にも出ていたインティマシーコーディネーター。


映像作品において、性的描写や暴力的描写にて制作者と演者などの間に入り円滑に撮影進行を促す方です。

インティマシーコーディネーターのライセンスは米国でのみ取得可能で、取得者は日本にまだ2人しかいらっしゃいません。

前出のドラマではトリンドル玲奈さんが演じられていましたが、下記の記事は一読です。


NHK制作の2023年秋ドラマ「大奥」は男女逆転した大奥が舞台。

自分の娘に幼い頃から性的暴行を加え続けている父親の役を演じた高嶋政伸さん。

ドラマ自体も素晴らしかったのですがその中で撮影に際して、高嶋さんが極限まで配慮された記事です。



私がハッとしたのは下記の記述。

本番2日前にもう一度、浅田さんとの打ち合わせがあります。そこで「本番当日は、暴行、乱暴、レイプなどの言葉は、たとえ娘役の俳優さんがそこにいらっしゃらなくても、現場では一切、口にしないようにしましょう」と言われました。

前述記事より

現場でスタッフも暴力的な表現は一切口にしない。


これ、現場にいる私もよくよく経験があって、男性スタッフが多かった現場で若い女性がいるとセクハラまがいのことはよく言われたりしたもんです。

私は軽くいなしてきたものの、その延長で感覚が麻痺した中高年男性は令和でも多くいます。


現場は撮影スタジオの中だけではありません。


立て込み中のスタジオ、リハーサル中のスタジオ、現場外のスタッフ間の打合せ。

演者がいないと気が緩んでついノリで場にふさわしくないことを聞くことがあります。


何かのきっかけでそれを演者が聞いてしまい、不安になったり、気分を害したり。

それは映像作品にも現れてしまいます。

その場にいるスタッフの気分も良くは無いし、誰も得をしない。


私たちはきちんと誠意を持って現場に挑む心構えが大切だと感じました。

少なくとも私はいち女性として子供を持つ親として、適切な関わりと配慮ができる大人でいたいと思います。もちろん万能ではないので海外の事例も学びながら取り入れていきたいです。


※写真はcanva有料素材で私が関わった仕事現場ではありません

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